あっく日記

あっく日記

一歳三ヶ月で発達障害(高機能自閉症)と診断された息子、あっくのリアルタイム育児日記 

高機能自閉症と診断されるまで④ 発達クリニックへ

2016年生まれの男の子「あっく」の育児日記です。 1歳3カ月で「高機能自閉症」と診断され、1歳6カ月 からABA療育をしています。 診断までの経緯はカテゴリ「診断」にまとめています。

あっくが診断されるまでシリーズはこれでラストです。

いよいよやってきた予約の日。あっく1歳3か月。

 

 

家族三人で発達クリニックへ行きました。

診察前に看護婦さんと一緒にチェックシートみたいなものを記載しました。

他の方のブログを見ていて後からわかったのですが恐らく「遠城寺式・乳幼児分析的発達検査表」だったと思います。

 

 

言葉の面や運動面での遅れがあるものの看護婦さんからはほぼ年相応と言われました。

細かく何歳何か月くらいとかは教えてくれませんでした。

 

 

診察するにあたり、事前に病院のフォーマットをダウンロードし、これまでの発達や気になることを記載しておくのですが、気になることについては私ではなくパパが記載しました。

 

 

が、その当時の私の心境としては正直、大袈裟じゃない?!と思うことも多かったです。でも書きたいというので止めませんでしたが、納得できないことも多々あり・・・

(診断された今となっては確かにと思うこともありますが、診断前は”悪くとられることを書かなくても・・・”と思っていました。)

 

 

<パパが書いたこと>

・歩かない

→1歳半までに歩けばセーフと保健師さんが言っていた。1歳3か月で気にすることではない気がしました。

 

・言葉がでない

・目が合いづらい

→これもママは合うと思っていましたがパパは合わないというのです。

パパは基本的に週末しか触れ合えないから、あっくにとっては他人のような距離があるのかなと思っていました。診断後に少し意味が分かった気がします。

 

・後ろから呼んで振り向かないことがある

→何かに集中していると無視します。でも1歳の子って100%振り向くんですかね?

外にいるときとかいつもと違う環境だとあっくはママの呼びかけについては8割くらいは振り向きます。が、パパからすればパパの呼びかけには振り向かないらしく・・・

それが気になるらしいのです。これは未だに意見が合いません。

 

・不器用、ぎこちない

→例えばバイバイをするとき、ひじを曲げずにバイバイするんです。

動きが固いというか。真似が下手というのが旦那の気になりポイントみたいです。

 

・ドアの開け閉めが好き

→何十分も異常なほどするわけではありません。ネットで調べてパパが当てはまると思って記載したみたいですが、、、ここは診断された時も今も感覚は変わりません。

あえて書くほどのことでもなかったと思っています。

 

・できないおもちゃにクレーンする

→指差しが出てからほとんどしなくなったのに、パパは数週間前のことを最近のことのように記載しました。これは医師に誤解を与えそうだったのでその場で反論しました。

 

・ところかまわず喃語をいう

・一度言えた言葉が消えた

・寝そべって力む癖がある

→後に医者から『マスターベーションだね』と言われ、それまでは別の病気かと思っていたのですが安心しました。

が、この年でするものでしょうか?

 

・音楽に合わせて踊らない

 →体を動かさないといいたかったみたいです。あっくは歌は大好きなのでニコニコこっちを見ますが体は動きません(真似しない)。

全く真似をしない訳でもないので、音楽にあわせて体を動かせないことがそんなに悪いのか?と思いました。実際、一歳半になった今は音楽にあわせて体を少し動かすようになりました。

 

 

 

 

とまぁこのようなことを書いて、待たされること1時間(予約したのに)。

診察室に呼ばれました。

 

 

先生はパソコンに何かを打ち込んでいてこちらを見る気がありません。

そして事前に記載した紙をみて、

「どれ」と立ち上がりパペットに手を入れ、あっくの顔の前にだし、

興味を引こうとしました。

 

 

正直その時はすでに夕方、おなかもすいて、人も多くて不機嫌なあっく。

全く先生をみません。

 

 

先生が指差しを見たいというので応答の指差しを見せました。

「かぼちゃどれ?」とか。

 

 

そして指差しをみたあと先生はまたパソコンに向かって、紙を一枚取り出して言いました。

 

 

「これからいうことは何にも楽しいことじゃないんだけど・・・この子は高機能自閉症だわ。間違いないと思う。知的遅れはないと思うよ。」

と言いました。

 

 

頭がフリーズしました。

 

 

私の予想では

指差しも出てるし、傾向はあるけど今は診断できない。とか言われると思っていたので1歳3か月で診断されるとは思ってもいませんでした。

指さしするのに自閉症だと今言われるなんて・・・

 

 

 

先生は続けて

「見立て遊びができない、想像力の欠如、発達の偏り。まず言葉が遅れると思うよ。まぁ時期に絵本も聞くようになるからそしたら読んであげなさい。もう少し大きくなったら物もならべるようになると思う。」

と言いました。 

 

 

 

(心の中)

いやいや、5分しかみないで何言ってんの??

見立て遊びできるできないとか話もしてないし、聞かれてもいないし、何決めつけてんの?絵本聞かないって誰もいってないし。むしろ大好きだし、今も毎日読んでるから!!!わけわかんない!!!!

 

 

 

こうしてあっくは「高機能自閉症」とあっさり診断されました。